管理が楽なレッドビーシュリンプ水槽の立ち上げかた。
レッドビーシュリンプ水槽の立ち上げと言えば動画が現在主流ですが、私がここで紹介するのは簡単すぎて動画ではすぐ終わるので、ブログに掲載しています。
レッドビーシュリンプ水槽の管理において最大のネックと言えば、ソイルを敷く事で後に発生するソイルのリセット作業です。
これが面倒なので、効率のよい水槽の運用はないかを思考錯誤して現在の完成形に至りましたので、参考にしてみてください。
ちなみに生体の導入は経験上即日可能です。アマゾニアソイルなど1か月かけての立ち上げ方法などは、短気な私にはとても無理です。(笑)
最初に書いておくと「安定感が抜群」の水槽なので、誰かが実際に実践して結果を拡散してくれるとこの方法が主流になると私は思っています。
下記は台湾方式に近いですが、台湾方式にすると薄敷ソイルとなり、水質の安定が難しく掃除の際にソイルがつぶれたりするので、あまりおすすめはしません。
管理が楽なレッドビーシュリンプ水槽完成形
最大のポイントは底にソイルではなくて、エボリューション 爆殖 シュリンプ ストーン 700mlを2袋敷いています。(もしかしたら廃番かも)
コスパ的にはネットで1,500円前後で売られているので、あまりよろしくは無いです(笑)
実験も兼ねて、ケチって1袋未満で導入したら、20匹いたレッドビーシュリンプは4匹まで減ってしまったので失敗となりました。
しかしこれなら沢山のソイルを後にリセットしないと言う手間を考えたらお得だと思います。
もちろん 爆殖 シュリンプ ストーンではなく、形が固くて浮かないろ材でいいと思います。
後はチョイス エフ.キューブ プラス エアリフト式 底面フィルターを2基おいています。
こちらの価格はネットで700円前後なので、底面フィルターより高めかもしれません。
ソイルはJUN マスターソイル ネクスト HGを敷いています。ソイルの下にコントロソイルやろ材を投入していますが、これはあっても無くても大丈夫です。
スポンジフィルターもテトラ ツインブリラントフィルターを導入しています。
後は後ろか横にスドーのサテライトを置いて、中にろ材を置いて外部フィルターとして利用しています。
この方法は外部フィルターを購入するよりコスパが良いのでおすすめです。
後はエアーポンプですが、なるべく予備があるほうが便利です。
レッドビーシュリンプ水槽立ち上げ手順
水槽立ち上げ手順は簡単なので、時系列でサクッと書いておきます。
- 設置する水槽を掃除
- 底に敷くろ材を軽く洗って水槽に導入
- テトラ ツインブリラントフィルターを水槽に設置
- 注水(ソイルが舞わないので、ドバドバ投入可能)
- エフキューブを組み立てて、ソイルやバクテリア、ろ材を敷く
- エフキューブ導入
- エアーポンプを稼働して水槽を回す。
他にはサテライトを購入して、その中にろ材を入れているのですがコスパが上がってしまうので、そこはお任せします。
後はPSBをいれたり、水槽がもう一つある人は飼育水やソイルを加えると水槽全体の調子が早く良くなります。
ただしバクテリア販売先も商売人なので、
「2つ以上のバクテリア剤の導入」を勧めてくるところは止めておきましょう。
確かに良いバクテリアを入れると水質の安定は早くなりますが、2個も3個も導入するにはコスパ的に全然優しくありません(笑)
1種類のバクテリアを入れれば私は充分だと思います。ランニングコストはかからないのが、レッドビーシュリンプ飼育の魅力の一つでもあります。
もちろんこれはちエビが死ぬ可能性があるので、あくまで自己責任でお願いします。
私の経験上いまのとことこの手順で「ポツポツ病」で亡くなったりすることはあまりありません。
出来ればオークションやアクアショップで購入したレッドビーシュリンプとその水を一緒に入れるほうが、レッドビーシュリンプの調子自体が悪くなる可能性は低くなります。
参考記事
爆殖 シュリンプ ストーンを底砂で利用した様子
爆殖 シュリンプ ストーンを軽めに敷いています。これなら底を掃除するときに、シュリンプ ストーンを転がして間のゴミ掃除ができるのでそんなに敷き詰めていない状態にしています。
当然シュリンプ ストーン自体が固いので、乱暴に掃除しても割れることはほとんどありません。
また上記のようにシュリンプ ストーンを避けてガラス面を露出しています。
これは餌をここに落とすように工夫してみました。どちらにしてもエサ自体は飛び散るのですが、シュリンプ ストーンを敷き詰めると間にエサが入り込むので、レッドビーシュリンプが食べやすい場所を確保したというところです。
この商品のうたい文句である「インフゾリア」は確かに発生していますが、導入当初はコケが無いのでミジンコがいるかどうかがよくわかりません。
コケが生えると「インフゾリア」を食べるミジンコが沢山いることが見えてきます。
しかしネットで見るとこの商品は最近販売が終了したかもしれないので、代わりのろ材を探す必要があるかもしれません。
ただし色付ろ材がいいからと言って、GEXのメガカーボンなど活性炭入りのろ材は止めておきましょう。
過去に活性炭入りのろ材(外掛けフィルターにいれるやつ)を導入したらレッドビーシュリンプが死んだことがある(因果関係は不明)ので、今のところ活性炭入りのろ材で飼育に成功した経験はありません。
チョイス エフ.キューブ プラス エアリフト式 底面フィルターの様子
こちらの商品は台湾式のレッドビーシュリンプ水槽でおなじみの商品です。
組み立ては簡単なので、下記動画でチェックしてみてください。
このエフキューブを利用すると以下の作業が簡単になります。
- リセット(ソイル交換)
- 足しソイル
- 掃除
デメリットは
- このソイルだけでは水質の安定は難しい。
- 水槽にいれるとき、もしくは注水のときにソイルがこぼれる
- レッドビーシュリンプを網ですくう時に邪魔
という点もあります。
また30cm水槽など小さい水槽に導入すると「邪魔」です(笑)
話はそれましたが、底には水質の安定をはかる(バクテリアの住処を増やす)ためにエボリューション 爆殖 シュリンプ ストーンを底砂代わりに敷いています。
ただし白いろ材だとレッドビーシュリンプも白と赤の個体のため、どこにいるかわかりにくいというデメリットがあります。
なのでなるべく色がついたろ材を導入するといいでしょう。
後はエフキューブ導入時や取り出す際にFキューブからソイルがこぼれるので、ソイルの量は2/3ぐらいが適正かもしれません。
また組み立て時にADA底床添加剤 バクター100を振りかけたり、アルティメットバクターを振りかけて微生物の繁殖を促してもいいでしょう。
私は底面フィルター(黒い部分)の下にバイコム バフィーボードを置いて見たりもしてみました。
失敗した点はソイルやろ材を一緒に入れた点です。
一回リセットした際に、ソイルを捨てようとしたらろ材と分けるのがとても面倒でした・・・・
テトラ ツインブリラントフィルター
スポンジフィルターも色々ありますが、今のところテトラ ツインブリラントフィルターを利用しています。
掃除もスポンジが二つ付いているので、バクテリアの減少を考えて1個づつ掃除するというユーザーも見かけます。
30cmキューブ水槽にも導入しているのですが、エフキューブと二つ置くとかなり狭い水槽になります。
エアホース部分の連結箇所がたまに詰まるので、上部のエアーの排出が悪いときはここを掃除すると良いでしょう。
スドー 外掛式産卵飼育ボックス サテライト1.2L
こちらは中にろ材をいれて「外部フィルター」として利用しています。ここまで導入するとお金がかかるのでご自分の予算が合えば導入してみてください。
中にはバイコム バフィー サポート 1リットル リング状ろ材 多孔質を入れているのですが、導入当初は軽くて浮いてしまうので使いづらいのが特徴。
サテライトを利用するメリットは他にあります。
水換えの時にサテライトに水を入れることで、水が混ざりやすくなります。
レッドビーシュリンプは水換えして死んでしまうこともある繊細な生き物ですが、サテライトから水を入れるとあまり星になる個体を見かけなくなったのでおすすめです。
ただし以下の点を守ってください。
- サテライトにもエアストーンを入れたほうが水は混ざりやすい
- 一回に入れる水は200mlぐらい。
という感じです。点滴法で注水する人も多いですが、私は面倒なので上記のサテライトから水を少しづつ入れる方法を取っています。
2Lの空いたペットボトルにカルキ抜きした水道水をいれて注水しています。
ちエビがいるときだけ以下の方法で、サテライトに少しづつ注水しています。
- 水換えしたら200ml注水
- ごはんを食べる前
- 食べた後
- 出かける前
- 帰った後
- 風呂に入った後
- 寝る前
というような感じで何かをする前に200ml前後(適当)注水しています。
今後の参考にしてみてください。
安定感抜群の様子
これまでの画像を見てもらえば分かると思いますが、5mm以下の稚エビも他の水槽から平気で投入しています。
しかも立ち上げて1週間もしない水槽でも移動しています。
他の人は1.5cm以上の生体を導入しているのがほとんどだと思います。
しかし勘違いしてほしくないのは
要するに10匹飼えば2~3か月後に半分近くに減るのが普通です。
それだけ弱い生体なので、レッドビーシュリンプが死ぬことがストレスになる人には飼育には向いていません。
昨日まで絶好調だったシュリンプが、次の日に死んでいるのがレッドビーシュリンプの特徴とも言えます。
ちなみにこの水槽でレッドビーシュリンプを投入した過去の実績を書いておくと
- 即日投入(その他の実験水槽で失敗したので)
- 1~3日回して導入 3回
といったところです。
基本的には上記水槽で立ち上げた後、LEDなどの照明を24時間つけっぱなしにしておいて「コケ」が生えたら生体を導入するといいでしょう。
下記動画でも中身を紹介していますので、この記事と併せて御覧になってください。
まとめ
以上が管理が楽なレッドビーシュリンプ水槽の立ち上げかたでした。
- 見ての通り掃除が楽な設置方法です。
- 底は転がしながら掃除ができる
- スポンジフィルターも簡単に外せて掃除可能
- エフキューブならソイルのリセットもかなり簡単
なので、これからレッドビーシュリンプ水槽を立ち上げてみたい人にはお勧めの方法と言えます。
レッドビーシュリンプの導入もその日に行うことも出来ますが、一応下記記事を読んでベストなタイミングで導入してみてはいかがでしょうか。
ちなみに今はシュリンプ育成はやめています・・・
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