ConoHa WINGの評判・サポートレベルの口コミ調査!
レンタルサーバーのConoHa WING(コノハウィング)を実際に数年利用した私だからわかる、いくつかのメリットやデメリットなどを詳しく紹介していきたいと思います。
価格面は1か月あたり最大1,320円からと他社と比べると高めの設定となっていますので、この価格に見合うかどうかを下記記事を読んで判断してもらうといいでしょう。
ちなみにその前はエックスサーバーを利用していたのですが、何となく速度に不満を感じてこのブログではないのですがConoHa WINGに乗り換えてみました。
結論を先に書いておくと
- レンタルサーバー・ブログ初心者には不向き
- ワードプレスの移転をスピーディーに行いたい人には向いている
- ワードプレスの表示速度は確かにトップレベル
とConoHa WINGは良い点と悪い点が、混在しているレンタルサーバーであると言えるでしょう。
なのでレンタルサーバーの操作や移転で、あまり迷うことがない中級者以上のブロガーであれば使う価値は充分あると思います。
逆に操作面で聞くことが多い初心者ブロガーであれば、サポートの人員が確保されるまで待つ方が賢明と言えます。
この記事を書いている私のレンタルサーバー利用歴を、初心者で利用したときから時系列に並べると
- さくらレンタルサーバー
- ロリポップ
- エックスサーバー
- WPX(現在は新規申し込みは終了)
- conohawing
- シン・レンタルサーバー
という順番で利用しているので、下記の内容自体は調べただけの人よりリアリティがあると思います。
コノハウィングの評判
実際にConoHa WINGを利用した私が言える内容を書いておくと
メリット
- 時間単位の料金で始められるので、1日~1週間お試しで利用しても安く始められる。
- 契約時に初期費用がからない
- 他社からワードプレスを移転するには数分で終わる
- バックアップやリストア料金が無料
- 表示速度は体感ですが、確かにエックスサーバーより早い
- VPSへの乗り換えも簡単
レンタルサーバー会社はデータを間違えて消してしまったユーザーのために自動バックアップ機能が付いている業者がほとんどです。
しかしデータをリストア(消したデータをもらうこと)する際には料金が発生する業者も多い中で、ConoHa WINGは無料という点は最大の強みの一つとも言えます。
ワードプレスの表示速度はグーグルが提供しているPageSpeed Insightsで評価を見ることが出来ます。
しかし実際はお使いのテーマや画像の圧縮度、CSSや第三者コードの内容などで測定されるので、レンタルサーバーの表示速度を見るには適正とは言えません。
これらの媒体で見る場合もネットの速度に左右されるので、結局は完全に自分のブログやサイトが早いかどうかは色々な環境で見るしかわからないと思っておきましょう。
デメリット
- 価格はどちらかというと割高でお試し期間がない
- 操作面で不明点がある場合、サポートに確認するとかなり待たされます。
- また土日や祝日もサポートは対応していません。
- 定期的に無料独自ドメインの更新が手動で必要になる
- グーグルアドセンスをワードプレスのウィジェットに挿入するとエラーになる
長く使っているとサポート面に頼る部分も出てくるのですが、返事が1日一回しか返ってこないので、問題点を解決するには数日かかると思っておきましょう。
また金曜日に操作でエラーや不明点などが出ると、土日祝日のサポートがないのでこれも解決に時間がかかります。
下記のように一度「無料独自SSL」を利用するという設定を利用しないに変更して、また戻すと言う作業が出てきます・・・
グーグルアドセンスのコードが貼れないエラーは、サイトセキュリティのWAFを一回「利用設定」をOFFにすれば、貼り付けることは出来ます。
コードを貼った後もう一度「利用設定」をONにすれば、引き続きWAFの利用を制限せずに利用は可能です。
利用者の口コミ
ConoHa WINGを実際に利用している人の口コミをSNSで探してみました。
まずは良かった口コミから
ちなみに私自身がサポートとやりとりをした際の時間経過を紹介しておくと
- 月曜に問い合わせすると早くて月曜遅くて翌日に回答
- 回答の内容をさらに質問すると、上記と同じく翌日に回答が返ってきます。
- この内容をさらに質問すると、これもまた翌日に回答が返ってきます。
ということで、一つの質問に対して問題が解決するのに2日~1週間くらいはかかると思っておくといいでしょう。
なのでブログ初心者には、少し敷居が高いレンタルサーバー会社であることが分かると思います。
ConohaWingの仕様
ConoHa WINGの主だったスペックを表にまとめてみました。
基本的にまだブログを始めたばかりで、PV(訪問者)が少ないブログであれば「ベーシック」プランで十分だと思います。
主な特徴 | ベーシック | スタンダード | プレミアム |
---|---|---|---|
初期費用 | 無料 | ||
通常料金 | 1,320円/月 | 2,640円/月 | 5,280円/月 |
WINGパック料金 | 740円/月~ | 1,925円/月~ | 3,850円/月~ |
最低利用期間 | 無し(利用した時間で課金されます) | ||
ディスク(SSD) | 300GB | 400GB | 500GB |
転送量課金 | 無し | ||
転送量目安 | 27.0TB/月 | 36.0TB/月 | 45.0TB/月 |
メモリ | 8GB | 12GB | 16GB |
vCPU | 6コア | 8コア | 10コア |
RAID構成 | RAID10 | ||
OS | CloudLinux | ||
Webサーバー | Apache + nginx | ||
サイト数・ドメイン | 無制限 | ||
メールアドレス数 | |||
データベース数 | |||
データベース | MySQL | ||
データベース容量 | 5.0GB/個 | ||
ウイルスチェック | F-Secure | ||
迷惑メールフィルタ | |||
自動バックアップ | 標準搭載で過去14日分を復旧用データとして利用することが出来ます。 | ||
無料独自SSL | Let’s EncryptのSSL証明書を利用可能。 |
となっています。ちなみにアダルトサイトや出会い系サイトは使えません。
お試し期間が無いのがデメリットで、時間課金で払う際にも支払いの手続きが面倒という点は払しょくできません・・・
サーバーがApache + nginxという組み合わせは、かなり表示速度が高いレベルを提供していることが分かると思います。
ハードディスクもHDより処理速度が速いSSD採用ですから、速度面に関して言えば特に不満を感じることはないでしょう。
ConoHa WINGは国内最速を謳うだけあって、表示速度は早いのが特徴で2021年10月調べで国内最速というデータが出ています。
自社調べなので信ぴょう性は低いと思われるかもしれませんが、東証1部上場のGMOインターネット株式会社が運営していますから、さすがに嘘や誇張は無いと思います。
WINGパックというのは、レンタルサーバーと独自ドメインがセットになった長期利用割引特典なのですが、一度料金をまとめて払うと解約してもお金は戻ってきません。
危険性について
ConoHa WINGは、上場企業であるGMOインターネットグループの傘下の企業ですから、利用するのには危険性は低いと思います。
しかもGMOインターネットグループのレンタルサーバー会社は、ここ以外にも数社を運営していますので、ノウハウ的、システム的にもトラブルは少なそうです。
実際に2年くらい利用しましたが、403や503エラーなどサーバーが固まることは1回くらいしかありませんでした。
しかし冒頭でも紹介したように、ConoHa WINGは明らかに人手不足で、サポートの返答が遅いという危険性と常に隣りあわせです。
ブログ初心者などはワードプレスを操作してデータベースや.htaccessを編集することが稀にあります。
その際に
- 画面が真っ白になった!
- データベースを削除した!
なんてことは良くありますので、サポートのスピード対応が無いとかなりイライラが募ると思っておきましょう。
なのでサポートの対応が国内最速になるまでは、どちらかと言うと使いにくいレンタルサーバー会社であると思っておきましょう。
実際にコントロールパネルにログインして操作した際に、私がはまってしまった注意点を紹介しておくので、複数ブログを運営している人は要注意です。
下記はログインして、コントロールパネルを操作している画面になります。
複数ブログを運営している人は、上記切り替えボタンを押すと別のドメインに切り替わります。
これに気づかずに私は、たまたま他のドメインのデータベースを消そうと思い、複数あったので何も考えず全部削除したのです!!!
普通のレンタルサーバーは、ドメインを切り替えたらそのドメインのデータベースだけが表示されます。なのでその感覚でいた私は何も迷うことなくすべてのデータベースを消してしまいました。
運悪くConoHa WINGのデータベースを触ったのが半年ぶりだったので、作ったデータベース名を覚えていなかったのもこのトラブルの原因の一つでした。
しかし!ConoHa WINGはバックアップデータ取得無料だったので、次の日には難なく復旧できたのです。(祝日だったので次の日までサポートは休みでした)
しかしこれは仕様の問題なので、ConoHa WING側が直してもらわないと、私のように勘違いしてデータベースを消してしまう人もいると思います。
その他の危険性でいえば、WINGパックを申し込むかどうかも一つのポイントです。
結局半年以上契約が残っているのに解約したので、結構な金額を損したという苦い思い出があります。
サポートに返金を依頼してみましたが、当然の事ながら「NG」という有難いお返事をいただきました(笑)
サポート対策
ConoHa WINGのサポートの返事が遅いと言っても、他社から移転を考えている人やスピード面で気に入ったブログ初心者がここをどうしても利用したいケースもあると思います。
なのでサポートの返事が遅い場合、いくつか対策を紹介しておきます。
ただしすでに操作面でエラーなどが出て、手が打てない人には参考になりません。
その方法とは
- ドメインを二つ以上取得しておく(WINGパックの利用でも可能)
- それぞれに同じワードプレスのテーマを導入してインストールしておく
これだけです。
要するにブログ初心者というのは操作面で失敗したり不明点があるわけですから、失敗を防ぐためにドメインを二つ用意してワードプレスの導入までしておきます。
ここでデザインCSSの変更やfunctions.php、データベースや.htaccessなどの変更を考えている場合Bブログを先に変更してみます。
上手く行かない場合はネットで検索してまた内容を改善してみたり、それでも問題が解決しない場合にここで初めてサポートに連絡します。
サブのBブログでいくら失敗しても本番のAブログには影響が出ませんから、後はサポートの連絡を待つだけとなります。
後はサポートの返事のスピードが改善されてから使う方法もあります。
実際にこれから使う人であれば、2~3個質問を用意しておいて、公式サイトのお問い合わせから一つづつ質問を投げかけて見ます。
このスピードが1日で何度も返事が返ってくるようなら、サポートの人員不足が解決されたと考えるといいでしょう。
WordPressかんたん移行の評判
ConoHa WINGには他社のレンタルサーバーから簡単に移転出来る機能が付いています。
他社のレンタルサーバーを利用している人は、上記の項目を入力するだけでWordPressのデータをConoHa WINGに5分くらいで移行することが出来ます。
今でこそエックスサーバーやロリポップなどが、この簡単移転や引っ越しなど似たようなネーミングで同じように移転が簡単にできるシステムを構築しています。
過去にレンタルサーバーの移転を経験したことがある人ならわかると思いますが、ワードプレスの移転にはデータをダウンロードして新しいレンタルサーバーにデータを移す作業が1~5日ぐらいかかっていました。
しかしConoHa WINGでWordPressかんたん移行を行うと遅くても30分くらいで、データの移行が完了します。
現在でもこのWordPressかんたん移行が利用できるレンタルサーバーは数社しかないので、どこのレンタルサーバーが良いのかを悩んでいる人は、ConoHa WINGとエックスサーバー、ロリポップ!で回してみる方法が裏技とも言えます。
その他の特徴
ConoHa WINGでは、契約をすると下記の特典があります。
長期契約のWINGパックを申し込むと、契約期間が終了するまで独自ドメインを二つまで無料で使えます。
この独自ドメインは新規取得だけでなく、すでに持っている独自ドメインでも無料で使えるようになります。
ちなみに2つ目に取得できる独自ドメインは、.online/.space/.website/.tech/.site/.fun/.tokyo/.shopの中だけからしか選べません。
ドメイン以外でも有名ブロガーが運用している、ワードプレスの有料テーマを割引価格で購入することが出来ます。
よくこういうテーマを使うとSEOに強いとか書かれていますが、ああいうのは全部ガセ情報です。
現在は記事のコンテンツの質と、書いている人の経歴(有名な企業や人が強い)で判断されています。
なのでこういう有料テーマをいきなり使うのではなく、まずは無料テーマから使うといいでしょう。
5,000円払うと最下段の「Luxeritasへのリンク」を消せるプラグインを導入することが出来ます。
コントロールパネルの特徴
せっかくなのでConoHa WINGのコントロールパネルの内部の画像を掲載しておきます。
下記はログイン後の画面です。
赤矢印を見ると、現時点で解約したらこれだけ料金がかかるというのが分かります。
画像上では現在の利用料金は528円となっています。MAXは税込みで1,320円です。
左上のメニューをそれぞれ簡単に説明すると
- サーバー追加 もう一つサーバーを契約するときに利用します。
- サイト管理 ワードプレスをインストールしたり、キャッシュのクリアや.htaccessの編集を行います。
- メール管理 メールアドレスの追加や迷惑メールなどの管理を行います。
- サーバー管理 プラン変更やサーバー削除、バックアップデータの取得などが出来ます。
- ドメイン ConoHa WINGでドメインを管理している場合に表示されます。
- DNS 利用しているドメインの一覧やネームサーバーの値が表示されます。
ワードプレス簡単インストール画面を見てみると、ECサイトに特化したEC-CUBEのインストールも行える仕様となっています。下記画像
他社からの移転時には「かんたん移行」を選択します。サイトコピーはConoHa WINGをすでに利用している人が行う「ワードプレスを複製したい場合」に行う機能です。
ファイルマネージャーを使えばファイルだけでなくフォルダもアップロードできるので、ちょっとしたデータをアップロードするならFTPソフトはいりません。
Webメールの仕様
メールも無料で使えるので、ログイン後の画像を載せておきます。
しかし「ConoHa Webmail」とか「ConoHa wing メール」とネットで検索しても検索結果に出てこないのが微妙な仕様となっています。
なので利用するには、コントロールパネルにログインして下記WEBメールをクリックして利用します。
ちなみにコノハ専用のメールアプリはないので、スマホユーザーであればoutlookやその他無料のメールアプリをインストールして、設定する必要があるのも面倒な点と言えます。
赤矢印のようにフォルダを新規で作りメールの振り分けが可能です。私は保存というフォルダだけ作っています。
エックスサーバーのエックスメールを利用したことがある人ならわかると思いますが、中身はほぼ一緒で違いを探すのが難しいぐらいかな。
ゴミ箱の中身の削除が右クリック一発で出来ればいいのですが、ConoHa Webmailはそれが出来ないので、すべて選択をして削除を押さないと消せません。
まあうっかり削除防止のためには、この仕様のほうがいいのかもしれません。
まとめ
以上がConoHa WINGの評判・サポートレベルの口コミ調査!でした。
おさらいをしておくと
- ブログ初心者やレンタルサーバーの利用経験が少ない人には不向き
- バックアップが無料の点はかなりおすすめ
- 月額料金は少し割高ですが、初期費用が無料なのは使いやすい
- 操作性で謎の仕様がいくつかある
- GMOグループなので企業的には危険性は低い
- WINGパックを申し込むかはしばらく利用してからのほうがいい
という内容になりますので、どちらかというとブログ経験がある程度ある人向けのレンタルサーバーであることが分かると思います。
くれぐれもレンタルサーバーランキングで、初心者にはここがNO1とか書いている記事を見かけたら、その人は実際に使っていないことが分かると思います。
なのでブログ初心者やレンタルサーバー操作の経験が浅い人にとっては、もう少しサポートの人員が増えてから利用を考えるといいでしょう。
ちなみに私が現在利用しているのは、エックスサーバーが新たに展開しているシン・レンタルサーバーです。
ここなら表示速度も速いですし、サポートも対応が早いのでブログ初心者にもおすすめです。
移転も簡単なので、興味があれば使ってみてください。
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