テトラ外掛けフィルターの改造&お金をかけない見本例

2021年11月4日

外掛けフィルターにも各種メーカー様々な種類が販売されていますが、ここではテトラのAT-50を自己流で改造してみました。

モットーはお金をかけないで改良することなので、記事ではあきらかな道具不足や安価な100円均一商品(ダイソー)での改造となります。

仕上がり自体もやっつけ仕事で失敗も多く、とても丁寧ではありませんがお金をかけない改良ですので、その点はご了承下さい。

まずはベアタンク水槽でテトラのAT-50のパイプを延長して、吸い込み部分を底に近づける改良から実施してみました。

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ベアタンク水槽の外掛けフィルターの改造

ベアタンク水槽にすると底にごみが溜まるので、現在使用しているテトラAT-50の外掛けフィルターの吸引部分をもう少し下に下ろすことにしてみました。

テトラAT-50の外掛けフィルターの吸引部分

少女2
ゆき
現在は黒いストレーナーを付けているのですが、底までパイプが届いていないのでこれを改良します。

最初は径12mmのパイプを購入して手で強引に曲げてLの字に設置して、きちんと吸引するかをチェックしてみました。

径10mmのパイプの様子

既存のAT-50の吸引パイプなどと組み合わせて、上記のようにいびつながらも完成しました。

少女2
ゆき
パイプの径が合わなかったので、輪ゴムでその隙間を埋めています。

いい感じで出来たのと、ゴミをそれなりに吸ってくれたので、もう一度改良に踏み切ることにしました。

ホワイトパイプ径18mm

ホームセンターで上記ホワイトパイプ径18mmとL型を購入しネットのモノタロウでL型パイプ(ドレンパイプ用エルボ90°)を購入

侍
とうや
内径が18.4mmだったのですが、ホワイトパイプ径18mmと組み合わせるとぴったりの寸法でした。

テトラのAT-50のパイプを外して、給水口や外したパイプにホワイトパイプ径18mmをそのまま組み合わせても、少しホワイトパイプの径が大きくてはまりません。

しかし下記のようにパイプをカットすると切った先がカットした力の影響で少し潰れて、AT-50の給水口にピッタリはまってくれます。

パイプをカット

完成画像

とこんなやっつけ仕事で完成したのが、下記L型給水外掛けフィルターです。

L型給水外掛けフィルター

最初に紹介した12mmのパイプで完成した写真よりまともになったのではないでしょうか。

先端部分

給水口の先端には最初に購入した12mmのパイプを差し込んでいますが、ここは径が合わなかったのでダイソーで購入した輪ゴムで調整して隙間を埋めています。

右側にあるホワイトパイプ径18mmの長い部分はサテライトから吸引するように改良しました。

参考記事

めだかやシュリンプで使えるサテライトの活用から改良まで

少女1
まゆ
これで2か所からベアタンク水槽の底からゴミを吸う仕組みが出来上がりました。

それなりにごみを吸うのは良かったのですが、コケが発生する状況は変わりませんでしたかね。

後は給水の先端口を大きくしているので、稚魚を一緒に飼おうとしている人には不向きで、どちらかというとアダルト(成魚)仕様です。

排出口の水流を弱くするための改良

メダカ飼育のポイントとして、強い水流は好まれないということでテトラのAT-50の水流を底に行くよう安価なアイテムで改良してみました。

まずは何もしない状態でテトラAT-50の水流の様子です。

テトラAT-50の水流の様子

見てのとおり排水先が広範囲にわたるので、水流を調整しても水面にそれなりに強い流れが出来てしまいます。

おばけ
おば子
この強い流れが底にいくようパイプを使って改良してみることにしました

まずは100均(ダイソー)のプラスティックケースを購入し、ハンマーでドライバーを上から叩いて穴あけをした画像です。

00均のプラスティックケース

道具がないので予想通り割れ方はいびつになりましたが、これもある意味想定範囲内の計算通りです。

穴あけ写真

このまま使うとこの穴にパイプを通しても、水は駄々洩れ状態です(笑)

パイプを通した画像

そこで100均(ダイソー)で購入した鉢底ネットとアクア用のウールマットなどで穴埋めをしていきます。

鉢底ネット

カットした鉢底ネット

ハサミでカットして、穴埋めした画像が下記になります。

ハサミでカットして、穴埋めした画像

これでも水は駄々洩れ状態なので、間にマットを敷いて、パイプが通るようカットしてみました。

カットした状態

パイプは丸いので丸くカットすればいいのでしょうが、そこはやっつけ仕事なので四角にカットしています。

これなら多少水は流れますが、最初の駄々洩れレベルよりましになったのではないでしょうか。

パイプの加工

とりあえず出来たのでパイプの加工となりますが、径は18mmのホワイトパイプをホームセンターで購入しました。

ホームセンターで購入したパイプ

今度はパイプを水槽の高さに合うよう目分量でカットします。

パイプをカットしている様子

パイプカット専用の道具ではないので、先がつぶれますが気にしないで作業を続行(笑)

パイプに穴あけする様子

パイプに穴をあけて、そこから水を排出したいのでドライバーで穴あけを敢行!

穴あけのパイプ

当然固いのでなかなか穴が開きませんでした・・・・

板に挟んだパイプ

パイプは丸いので固定しないと穴あけするのが難しいので、コンパネで挟んで穴あけを続けました。

穴が開いたパイプ

いびつながらもなんとか完成!

後はモノタロウで購入したL型パイプと組み合わせて、先ほどの100均(ダイソー)のプラスティックケースにパイプを差し込んで見ました。

100均のプラスティックケースにパイプを差し込んだ

まずまずの出来栄えではないでしょうか。

そして先ほど穴をあけたパイプを差し込んだら下記のように、L型排水パイプの完成となります。

L型排水パイプ

何だか小学校で吹いていた「リコーダー」みたいですね(笑)

ペンチとパイプ

後は先ほど穴あけをしたパイプの先から水が出ないよう、ペンチでつぶしてみましたが上手いこといきませんでした。

ということで以前100均で購入した防水パテを使って、穴埋めが出来るか実践してみました。

防水パテ

取扱説明書の説明内容が薄く、「ねると大変熱くなります」という文言が引っかかるので、急いで作業を実施

取扱説明書

中を開けてちぎるとこんな感じになります。

ちぎった防水パテ

1分以内の作業で終了しないといけないということなので、さっさと丸めてパイプに設置。

ペンチでつぶしたパイプ

これらを乾かすために1日置いて、水槽に設置してみたらこんな感じとなりました。

設置後の様子

まあ形はいびつですが、良い出来栄えではないでしょうかね。

受け皿の加工

とりあえずこれで水槽に仮でおいて見ると下記のようなイメージになりました。

受け皿設置の様子

このままでは固定するものがないので、100均(ダイソー)のプラスティックケースに吸盤を付けることにしました。

穴あけは先ほどと同様に、ハンマーとドライバーで強行突破!(使い方違いますが)

おばけ
おば子
しかし嫌な予感しかしないのも事実・・・

結果を見ると

穴あけした様子

当然失敗レベル。穴は二つ欲しいので右にもドライバーを貫通させると

穴あけの様子

明らかに失敗レベル・・・尾崎豊の「卒業」が聴こえてきましたかね。

一応これも許容範囲なので、先ほどと同様に鉢底ネットとマットでカバーすることにしました。

鉢底ネットとマットでカバー

このままだとマットが固定できないので、吸盤を二つ付けた後ダイソーで購入したインシュロックで固定

インシュロックで固定

何とかうまく設置できましたかね。

吸盤を付けたケース

ほぼ原型がわかりませんが、受け皿はこれで完成です。

上から見た完成写真

完成写真

ここに先ほど作成したL型パイプを設置します。

L型パイプを設置

マットと鉢底ネットの隙間は輪ゴムで埋めます。多少水漏れしてもいい考えなので、隙間を埋めるのは輪ゴムで十分ということです。

侍
とうや
下記が水槽設置後の様子。

水槽設置後の様子

この受け皿に水が排出されて、パイプを通して底面に水が流れる仕組みです。

底面に水が流れる仕組み

多少の水漏れはありますが、漏れてもいい仕様なのでこれでよいのではないでしょうかね。

翌日の水槽の様子

パテが取れている状態

おばけ
おば子
何と防水パテが細かく粉砕されています・・・・

練り込みが足りなかったのか、100均商品だったかなのかわかりませんが、これでは回収するしかありません。

水槽内の生体は誰も死んでいなかったので、とりあえず有害物質は入っていなかったようです。

やり直しにチャレンジ

特に寄る予定はなかったのですが、ダイソーに寄ったら何やら先ほどの改良に使えそうなよさげなアイテムを発見!

タッパ

これは「とにかく洗いやすい容器」と言う商品名ですが、残念ながら全く洗う気はなくこれを受け皿に使用してみることにしました。

タッパの穴あけ

最近モノタロウでシャーシリマ(約1,400円)を購入していたので、はさみで穴を軽く開けてこれで丸く穴あけをしてみました。

はさみで穴を軽く開けた様子

するとこれまでにない出来栄えで穴をあけることが出来ました!

穴あけ後のタッパ

やはりプラスティックケースは固すぎたので失敗でしたかね。割れないよう神経を使うので作業も遅々として進みませんでしたしね。

タッパは柔らかいので穴あけも簡単にキレイに出来たので、パイプもスムーズに貫通させることが出来ました。

パイプを貫通

今のところいい感じでスピーディに作業が進んでいます。

貫通したタッパ

ここにプラスティックケースで付けたように、キスゴムを取り付けます。穴あけもかなり簡単でした・・・・

キスゴムを取り付けたタッパ

あっと言う間に完成したので、テトラAT-50と寸法合わせをします。

テトラAT-50と寸法合わせ

ちょっと横幅が足りませんでしたが、ダイソーにたまたま立ち寄った際に購入したのでサイズは勘で購入した結果です。

カットしたタッパ

出っ張った部分が邪魔をしてキスゴムが付かなかったので、はさみでカット。これも柔らかいので簡単でした。

パイプ

後は防水パテを付けたパイプをカットしなおして、今度は中にウールマットの固いやつを挿入して水がここから出にくいように変更。

ゴムを挟んだ画像

マットが取れてはいけないので、滑り止めで輪ゴムを巻いてみました。

マットを差し込んだパイプ

後は水槽に取り付けて完成です。

完成後の写真

これで水流も弱くなり、メダカたちのストレスも減りそうです。

完成した感想としては、パイプが細い分水流の威力が弱くなったかな?というところです。

パイプを太くするともう少し水流が強くなりそうですが、さすがに面倒なのでこれにて完成です。

後日サイズを測って見つけたタッパで加工

もう一台テトラのAT-50があるので、サイズをきちんと測ってダイソーで別のサイズのタッパがないか探してきました。

クリアパック

商品名は「クリアパック」で電子レンジや冷凍保存OKという優れもののタッパです。

おばけ
おば子
これを穴あけすると・・・

割れたタッパ

「とにかく洗いやすい容器」より固い材質だったため、真っすぐひび割れをしてしまいました。

しかし運よく2つ入りだったので、もう一度慎重に穴あけをしてみたら何とか成功!

完成図

散々加工過程を書いてきたので、ここでは省略しますが上記のような完成図になります。

そしてテトラAT-50と合わせて見たら下記のように丁度いい寸法でした。

AT-50と併せた画像

ようやく完成した画像が下記になります。

完成した画像

ちょっと傾いて不細工な仕上がりですが、観賞用の水槽ではないので良しとしましょう。

パイプが気になる人は水草などを巻いておしゃれに仕上げてみてはいかがでしょうか。

かかった費用と使った道具

せっかくなので上記で購入した商品の概算の費用目安を書いておきます。

  1. 18mmのホワイトパイプ 約400円
  2. L型パイプ 1個108円を3個
  3. 鉢底ネットやプラスティックケース 100円
  4. 防水パテや輪ゴムとインシュロック 100円
  5. ウールマット 基本は400円ですが余っていたのを使用
  6. キスゴム(吸盤) 200円(こちらもあまり物)

これらを合計すると約1,800円となります。

後で購入したシャーシリマが約1,400円したので、ここが一番コストがかさんだと言えますかね。

やはりDIYは、道具に一番お金がかかるのがネックと言えます。

意外とお金がかかっているので、やはり専用のものがあるのなら買うほうが安いですかね。

しかし今回は販売されていない商品を作成したので、こればかりはやむを得ないと言うところです。

テトラ外掛けフィルターの改造で実際に使った工具は

  • プラスドライバー
  • ハンマー
  • プラスティック専用ばさみ
  • ペンチ
  • シャーシリマ

これらの工具を揃えると3,000円ぐらいかかりますから、やはりアクアリウム商品は買うのが一番です(笑)

この記事は悪い意味での「良い見本例」になったのではないでしょうか。

もう一回改良

上記のパイプでは水の排出先が細いので、何もしない状態よりゴミが溜まりやすいという結果に終わりました。

なのでもう一度100円均一で下記商品を購入して取り付けてみました。

名前は「穀物保管容器」ということで、保管が出来ないように底に穴をあけることにします。

さすがに加工の流れは割愛しますが、底に穴をあけてキスゴムを付けるだけの簡単加工です。

穴をあけた画像
意外に材質は固く、いつも通りのやっつけ仕事です。

少年
いつき
固いのでキレイにカットするのはかなり時間がかかりそうです。

完成画像

上記が完成画像です。今までで一番良い結果となりました・・・・

底との距離
やはり底との距離が近い方が水流は強いのかもしれません。

材料費100円と激安で出来たので、強い水流に弱いメダカにはこの方法が一番だと思います。

まとめ

以上がテトラ外掛けフィルターの改造&お金をかけない見本例でした。

やはり良い道具や工具がないとDIYでの様々な加工はてこずりますが、おおざっぱな私にはこれで満足な結果に終わりました。

侍
とうや
ちなみにDIYとはdo-it-yourselfの略だそうです。

意味を見て見ると自分自身でやるという事なので、日曜大工を自分で実践すると言う事になります。

しかし私にとってDIYとは

少女1
まゆ
D だいぶ I いい加減な Y やっつけ作業の略です(笑)

ということで、とても几帳面な人には参考にならない記事だったかもしれません・・・

結局があまりお金をかけると買ったほうが安いと言う結論にいたるので、これぐらいの仕上がりで良いのではないでしょうかね。

一応ホームセンターはレンタルで工具が借りれるので、私の道具なし改良が反面教師となるのであれば、良い道具を借りて外掛けフィルターの加工にチャレンジしてみてください。

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