熱帯魚を育てて稼げる副業になるのかの体験記録
ここでは熱帯魚の人気品種を育てて、お金を稼げるのか副業レベルになるのかどうかを実践してきた内容を紹介しています。
人気の熱帯魚もブームがされば、一気に価値が下がるのでブームが終わるまでは面白い副業といえるでしょう。
結論を先に書くと現在も飼育・ブリードはしていますが、まだ爆発的に増やせていないので継続中といったところです。
現在の熱帯魚副業状況
実際に熱帯魚飼育をしてみると、正直1~2年では熱帯魚を副業レベルに持っていくのは難しいといえます。
早目に稼ぐためには親の熱帯魚の数がかなり必要なので、高額な熱帯魚を揃えるには初期投資で100万円くらいは必要です。
年月をかけて熱帯魚副業を行えるのであれば、初期投資は10万円くらいでいけるでしょう。
そして私がお金になりそうな熱帯魚を探して育ててみたのが下記になります。
飼育した熱帯魚 | 繁殖 | 販売 | お小遣い稼ぎ | 副業 | 現在の飼育 |
---|---|---|---|---|---|
レッドビーシュリンプ | 成功 | 成功 | 〇 | × | × |
メダカ | 成功 | 成功 | 〇 | × | × |
プレコ | 成功 | 成功 | 〇 | × | 継続中 |
コリドラス | 未達 | まだ販売していない | × | × | 継続中 |
アクアリウム歴は現在で25年くらいになりますが、しばらく熱帯魚を飼っていなかったので副業を目指してアクアリウムを再開したのは2021年くらいになります。
最初のころはシクリッドやインペリアルゼブラプレコ、ダトニオなどを飼っていた気がします。
熱帯魚youtuber
当然アクアの世界でも熱帯魚youtuberが多く動画を公開していますが、人気のyoutuberでも1つの動画で1~10万回再生が平均レベルとなっています。
そこまで時間が取れない私は、下記のようにyoutubeでも動画を公開して、それなりに反響もいただきました。
がチャンネル登録者1000人を超えないといくら動画再生数があっても収入にならないので、ある程度熱帯魚の種類や水槽の数が必要になってきます。
現在のマンションの部屋数などを考慮して、水槽本数をそこまで置くことができない私はあきらめました。
ということで、下記からは過去から現在まで飼育した熱帯魚の副業体験を紹介していきます。
レッドビーシュリンプ
最初に趣味で飼い始めたレッドビーシュリンプにはまり、これを増やして販売して副業にできないかを考えました。
経過として言えば、60cm水槽4本で飼育をしてみて、結果的に爆発的に増えました。
水槽は4本だったので、水槽1本あたり毎月800匹以上量産しなければならず、効率が悪いので諦めました。
最後はヤフオクで数百匹をすべて売りさばいて、お小遣い程度の収入を得ることができました。
副業レベルまで持っていける可能性があるとすれば、
- 水槽の数が20本以上置ける環境
- もっと高額なシュリンプを育てる
という点でしょうか。
レッドビーシュリンプの繁殖と増産がうまくいったので、②のもっと高額なシュリンプを育てることも考えましたが、高すぎて売れないリスクを考えて断念しました。
下記がレッドビーシュリンプの体験記録のカテゴリーです。
キングロイヤルペコルティア
2022年 4月23日にキンペコ3匹をヤフオクで販売しました。(下記が証拠画像)
この記事を書く気がなかったので、飼育の様子写真がないのですが、下記でインペリアルゼブラプレコの様子を紹介しているので、嘘ではないことがわかると思います。
キンペコはかなり丈夫で、60cm水槽に外掛けフィルター2つとスポンジフィルターで飼育していました。
水換えもほとんど(月1回あるかないか)していませんでしたが、死ぬこともなく7~8cmまで成長しました。
購入したときは3匹で5千円くらいだったと思います。販売時は8,000円くらいだったので、やや儲かったぐらいのレベルでした。
売った理由は水槽の本数を減らす目的だったので、増やして売っても単価も低かったので、特に稼ごうという意識はありませんでした。
インペリアルゼブラプレコ
インペリアルゼブラプレコの繁殖は現在も続けていて、ようやく繁殖に成功しました。
繁殖のコツをつかむのに2年かかったので、かなり時間と費用をかけた気がします。
これまでにヤフオクで36匹購入し、何匹かを売って買うということを繰り返しました。
なぜ売り買いを繰り返したかというと、まだインペリアルゼブラプレコに関する知識も浅く、オークションで買ったのはすべて「オス」に見えていたので、まだ2~3㎝の幼魚の購入に切り替えました。
今後はその時の内容なども紹介していこうとは思います。
下記がインペリアルゼブラプレコの体験記録のカテゴリーです。
メダカ
メダカのブリードはおそらく上記で紹介した中で、一番簡単で初心者でも可能と言えます。
私が実践したメダカのブリードは
- 五色タイプ-R
- 白ブチラメ幹之サファイア系のダルマめだか
- 雲州三色メダカ
などです。
オークションで販売した証拠画像
いずれも繁殖に成功しましたが、下記が原因で諦めました。
- 室内飼育なので大きくならない
- 産卵回数が多く、管理がとても手間
- オークションを研究したら個体ではなく、有名ブリーダーでないと高く売れない
と言う事が分かってきました。
室内飼育なので、水槽本数はそれなりに用意できたのですが、賃貸物件なので大きな水量が入る飼育ケースを用意できませんでした。
日照時間(室内LED)やエサを豊富に与えてきましたが、2~3cm以上大きくなる個体は半分以下という結果に終わりました。
ベランダで飼育することも考えましたが、メダカのオークションを日々チェックしていると、ある事に気が付きました。
どういうことかと言うと
「このメダカは有名ブリーダーAさんから購入し、私がブリードさせました」
という文言を付けないと、オークションで高く売れていないことに気が付きました。
高額金額でメダカを売るには、有名ブリーダーから買わないといけない、かつブリードに成功してもその人の名前を使わないといけない。
これでは単発的には稼げても、長期で稼ぐには有名ブリーダーになるか、メダカyoutuberになるしかありません。
後は屋外飼育出来ないと、メダカ自体もそこまで大きくならないので、それも要因の一つと言えます。
下記がメダカの体験記録のカテゴリーです。
コリドラス
コリドラスも高額な種類が多いのですが、高額だから売れるという訳ではありません。
わたしは神奈川の「AQUASHOPつきみ堂」さんから、コリドラスコルレアを5匹で2万円で購入。
しかしこれをわずか半年で全滅させてしまい、ブリードどころか捨て金となってしまう始末になりました。
現在はコリドラス・ゼブリーナを懲りもせず5匹購入し、ブリードにいそしんでいます。
オークションやSHOPなどでは、ペアで5万円~10万円で売られているので、増やせれたら個人でも2~3万円ぐらいで売れそうです。
下記がコリドラスの体験記録のカテゴリーです。
熱帯魚副業のコスト
熱帯魚副業はとにかく初期投資がかかります。
水槽を一式そろえるとなると
- 60cm水槽
- LED照明
- ろ過・エアー装置
- ろ過材
- 低床
- エサ
- カルキ抜きなど維持用品
- 電気・水道代
などがかかります。
電気代はヒーターやLEDを付けていても、水槽4~8本くらいで月換算で言えば1~1.5万円くらいでした。
メダカブリードなどは、水槽などは100円均一で購入した容器などが活躍してくれます。
しかしこれは屋内飼育の話なので、屋外で飼うとなると
広い土地が必要になりますから、一軒家で庭がある人でないと難しいと言えるでしょう。
問題は生体ですかね。私が購入した以下の生体金額は
- メダカ 10万円くらいで10匹
- プレコ 30万円くらいで30匹
- コリドラス 12万円で10匹
といずれも10万円以上の投資をしています。
このように設備投資だけでなく、生体価格も高い熱帯魚でなければ高く売れないので、初期コストはかなり覚悟して投資しないと行けません。
熱帯魚が亡くなった例
この高いお金を出して購入した生体たちも、普通に飼育が上手くいかないと死んでしまうことも度々ありました。
その要因は
- エサの上げすぎ
- 餓死
- 水質の悪化
- 原因不明
- 病気が蔓延
- ヒーターの故障
などです。
なので水槽を一本だけでスタートすると、リスクしか無いと言う事が分かります。
ちなみに明らかにヒーターの故障で死んだ魚を、ヒーターメーカーに言ったら補償をしてくれました。
有難いお話でしたが、補償が欲しくて購入したわけではないので、金銭的には助かりましたが、気持ち的には残念な結果と言えます。
この豊富なエサと水質悪化は紙一重なので、ちょうどいいエサの量を見極めるのに苦労します。
上手く行けば繁殖に成功して、失敗すれば水質悪化で生体は死んでしまいます。
ネットに書いてあるのは、調べただけ情報ばかりで実際に成功している人の情報は少なめです。
なのでもし熱帯魚副業を考えているのであれば、繁殖のリスクと成功は紙一重だと思っておくといいでしょう。
高額な熱帯魚を買うポイント
1匹1万円以上する熱帯魚を買って繁殖させないと、副業レベルにはなかなか到達しないと言えます。
ここで実際に熱帯魚副業を実践している私が教える高額な熱帯魚を買うポイントは
- 高い熱帯魚は実際にどれくらいの頻度や金額で、売買されているかをオークションで確認しておく
- 高い熱帯魚だから高く売れるわけではない
という点です。
ということを抑えておかないと行けません。
ブリーダーになって副業レベルまで稼ぐには、やはり「ブリードして稼ごうと考えている人」が購入してくれます。
趣味で高いお金を出して熱帯魚を買ってくれる人は、ブリーダーで稼ごうとしている人の割合で考えるとごくわずかしかいません。
そして売りまくった結果、ライバルが増え続けるので単価もさがりいずれ、副業として成り立たなくなると言えるでしょう。
要するに一種類だけでは長い期間「副業として稼ぐことは難しい」ということです。
オークションで買う時は要注意
なのでオークションで買う時は
実際にブリーダーをしていると、オスメスの割り合いが決まってきます。
繁殖にオスが重要な熱帯魚もいれば、オス1匹に対してメスが沢山数がいるほうが良いという熱帯魚もいます。
となれば溢れやすいのが「オス」でライバルを増やさないためには、ペアで売るには自分の首を絞めるということになります。
ということで、ブリーダーになるにはオークションで買うより熱帯魚SHOPで買うといいでしょう。
なのでその生体が「オスメス」など気にしている余裕はありません。
その熱帯魚専門店でもない限り、在庫をさばくことだけを考えている熱帯魚SHOPで買うほうがオークションで買うよりリスクは低いと言えるでしょう。
まとめ
以上が熱帯魚を育てて稼げる副業になるのかの体験記録でした。
奥が深くリスクも高い、熱帯魚副業の体験記はいかがだったでしょうか?
高く売れる個体であれば、最低でも50匹以上は必要なので、1~2年で成功させるには難易度が高いと言えます。
初期投資に100万円以上かけないと、親個体の数は揃えられないので、お金が無い人は5年くらいが副業になる年数の目途になると言えるでしょう。
現在もインペリアルゼブラプレコを繁殖させている状態なので、結論が出るのはまだまだ先になりそうです。
しかし実際に実践しているのも多いので、興味があれば実践してみてください。
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