水槽仕切り板を鉢底ネット以外で自作&100均でも頑丈で安定感抜群
水槽の仕切りを自作する材料と言えば、100均の鉢底ネットが有名ですが、強度も弱く変形しやすいのが特徴です。
その他にも鉢底ネットを固定するフレーム(A4のバーファイルなど)が必要だったり、吸盤が必要だったりするので割と必要なものが出てきます。
ここでは100円均一だけで購入した、別材料でもっとシンプルに作った自作の仕切り板を紹介していきます。
ただしステンレスL字金具を水槽にいれるので、ステンレスを水槽に入れたくない人はスルーしてください。
水槽仕切り板の自作完成品
完成した自作の仕切り板を水槽にいれると、こんな感じで仕上がります。
アマゾンなら水槽 仕切りが700円で売っていますので、どちらを選ぶかと言えます。
写真を見ての通り仕切り板には大きな隙間が多いので、この隙間から魚が貫通するほど小さい魚を飼育している人は、どちらかに「鉢底ネット」をインシュロック(結束バンド)で取り付けるといいでしょう。
私のようにプレコや中型魚以上の仕切りで使うのであれば、そのまま利用できます。
私は上部フィルターを水槽の上に乗せているので、仕切り板を斜めにして取り出しています。
あえて欠点をあげるとすれば、L字金具を二つ合わせてステンレスナットで固定しています。
これがルになる点と言えますかね。
下記は水槽仕切り板の下側の様子です。
この「ル」になる隙間の下にエサや糞がたまります。稚魚であれば挟まる可能性もあるでしょう。
しかしこの白い仕切り版の下部分に隙間はできないので、熱帯魚が通ることはありません。
もちろんL字金具をこの仕切りより下につけると隙間が出来ますので、取り付け部分を間違えないようにしておきましょう。
ステンレスなので、重しとなって仕切り版が浮いてくることはありません。
後は下記のようにゴミやコケが仕切り板に付着します。
目が細かいので、当然掃除もしずらいのが難点と言えます。
いつも水槽をキレイに保ちたい人には不向きかもしれません。
私はプレコを隔離するために作ったので、プレコのサイズは8cm前後ですから全く問題ありません。
グッピーやメダカなどの稚魚であれば、この仕切り板の隙間から余裕で貫通するでしょう。
もし錆びた場合は気になるようでしたら、また100円均一で同じものを購入して交換するといいでしょう。
今まで仕切り板をたくさん作ったり、市販の商品を購入してきましたが、これが今のところ強度と安定感でNO1です。
60cmスリム水槽での使用感
ジェックス グラステリアスリム600で、上記自作の仕切り板を2個置いた感じの写真です。
こちらは鉢底ネットまでつけておいたのですが、「ル」の字の解消はできませんでした。
まあ水槽に入れる熱帯魚がそれなりに大きいので、そこまで気にしなかったというのが素直な感想です。
見た目はいいと思うので、水槽のビジュアルを気にする人であればいい出来栄えではないでしょうか。
仕切り板の材料
それでは上記仕切り板の材料を細かく紹介していきます。
仕切り板はダイソーにあるJOLFの棚板大を使用しました。
画像を見てもらえればわかるように、穴あけをしなくてもたくさんの穴が開いています。
加工しなくてもいいというのが、最大のメリットといえるでしょう。
JOLFの棚板大サイズは縦横32.4cmの正方形なので、はさみで切れば30cmキューブ水槽まで使えるでしょう。
棚板というだけあって、見ての通り強度は鉢底ネットより断然あると思います。
私の水槽はベアタンクなのでこのまま使いましたが、砂利やソイル水槽では少し高さを加味して切断する必要があるでしょう。
ステンレスL字金具
サイズは30cmの正方形なので、私の水槽サイズは, 約幅60×奥行30×高さ36cmですから、仕切り板のサイズが32cmなので4cm足りません。
ステンレス ボルトナットはホームセンターで購入)
なのでやや低いですが、実際に設置してみると水槽の黒いフレームから2cmぐらい下なので、許容範囲と言えます。
高さが足りないと思う人は、上に鉢底ネットをつければ調整可能です。
この仕切りを切るのに、プラスティックばさみが必要なのが難点です。
もしくはキッチンバサミでもギリギリ切れるので、一応百円均一の商品で賄えます。
上記画像をみてもらえればわかるように、外側の枠が幅がある分固いのでここが切れれば後は簡単にカットできます。
サイズはお使いの水槽の内枠を測ってから、なるべく正確に切ることです。
ようするにちょっとカットに失敗しても調整は可能ということですね。
後はこの棚板が廃番になるまでは買えるので、まとめ買いをしておくのも一つの手と言えます。
鉢底ネットで作った仕切り板の欠点
過去には私も100円均一で購入した鉢底ネットで仕切り板を作ったことがあるのですが、結構いろいろな欠点がありました。
その欠点などの例を挙げると
- 完成品は上下に隙間が空く(軽いから?)
- 熱帯魚が当たった力で動く
- インシュロックで縛るとぐにゃっとなる
など強度が弱すぎて、正直いってそこまで使いものになりませんでした。
過去にはタンクセパレーターなど、高いお金を出したことがありますが、同様に強度面など不安な点が多くありました。
しかも一度きり間違えたら、取り返しがつかないのがタンクセパレーターのデメリットでもありました。
仕切り板使用後の水槽の変化
今のところ水槽に変化もなく、生体も問題なく飼育できています。
上記画像の右にあるのは、スドーのサテライトで飼育している「インペリアルゼブラプレコの稚魚」です。
あとはL字金具のステンレスがさびるかどうか、この辺はもう少し時間が経過しないとわかりません。
ただ稚魚がいる水槽で、特に問題は起きていないのでこの材料を使ったことで生体に影響が出ているとは思いません。
仕切り板自作の動画
せっかくなので、私みたいに水槽の仕切り板を自作している動画を探してみました。
定番の鉢底ネットで作った動画
上記動画が100円均一の動画で作成した、水槽の仕切り板です。
見ての通り私が作ったのと強度が違うのが分かると思いますので、厚みがある分私の仕切り板は水槽を狭くするので、どちらが気に入るかはその人次第と言えるでしょう。
アクリル板で作った仕切り板の動画
これだけのことをすると必要な道具が沢山でてくるので、道具が一式ある人が作ってみるといいでしょう。
タンクセパレーターの動画
現在タンクセパレーターは1,500~4,000円くらいする高額商品なので、正直買うには高すぎかなと思います。
アクアリウムの商品は、信じられないくらい高い値段をつけていることが多いのが難点ですね。
水槽が多い人ほど、この仕切り板は自作の必要性が出てくると思うので、私の記事も一意見として参考にしてください。
まとめ
以上が水槽仕切り板を自作&100均でも頑丈で安定感抜群でした。
おさらいをしておくと
- L字金具が重しとなるので、仕切り板が浮くことはない。
- 色が白しかないので、汚れやコケが目立つ
- 切りすぎた場合や、穴が大きいと感じた場合は鉢底ネットで補強する
- 材料費は500円前後
といった感じです。
L字金具が「ル」になるので、この金具を曲げられる道具がある人であれば、さらに完成度が上がると言えるでしょう。
後はダイソーだけでなく、セリアやキャン★ドゥなどその他の100円均一で、こういった仕切り板になりそうな商品を探してみてください。
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