めだかを屋内水槽で飼育するとどこで卵を産むか
めだかは多くの人が屋外で飼っていると思いますが、屋内の水槽でも充分飼育できます。
繁殖も活発に行われているので、水槽飼育だとどこに産卵するのか気になるところと言えます。
ここでは私が実際に屋内水槽で飼育した際に最も卵を産んだ場所などを紹介していきますので、参考にしてみてください。
実際のメダカ水槽
水槽サイズはテトラ (Tetra) アクアリウムセット AG-52GFを使用しているので、長さx幅x高さは27 x 52 x 30 cmという仕様です。
ベアタンクで飼育しているので、掃除は楽ですがエサをあげすぎるとすぐにコケまみれになります。
ちなみに生クロレラを入れてグリーンウォーター化するか実践してみたのですが、緑色になったのはその日だけで次の日からは澄んだ水の色に戻りました(笑)
水流がいらないメダカ水槽なのですが、ろ過は以下3点を使用しています。
- 外部フィルター
- スポンジフィルター
- 投げ込み式底面フィルター
めだか水槽自体ろ過はここまで強化する必要はありません。
レッドビーシュリンプでろ過に力を入れていたため、似たようなろ過体系になっただけです。
産卵アイテム
めだかがどこに産卵するのか、いくつか産卵アイテムを導入してみました。
最初は3個導入していましたが、メダカ水槽をもう2本立ち上げたので、1個に絞りました。
次は水草の画像です。
メダカと言えば自然界でいえば水草に卵を植え付けるイメージが強いと思うので、最低でも2~3本は水草を入れるべきではないでしょうか。
基本水草は光とメダカのフンなどを栄養として成長していくので、成長が悪いと水槽の調子のバロメータとしても利用出来ます。
次は底に溶岩石に固定したジャイアントウィーローモスです。
こちらは一般のウィーローモスと比べても成長が安定していて、管理も楽な水草です。
次は「メダカの産卵用とんねる」です。
こちらは天然植物繊維とステンレスの補強で丸く作られており、トンネルがメダカの避難場所として利用できるみたいですが、今のところ避難した形跡はありません(笑)
最後に投げ込み式の底面フィルターとソイルです。
ソイルに卵を産む話は聞いた事はないのですが、一応水槽内にある卵を産む可能性があると言う事で紹介しています。
産卵実験メダカ
こちらは雲州三色めだかと言ってヤフオクで購入したメダカで、このめだかがどこに卵を産むのかを検証していきます。
購入時には赤いメダカと書いていたのですが、実際に購入して水槽に入れると「オレンジ」色のメダカでした。
黒い容器に入れると体の色が赤くなるのかもしれませんが、屋内水槽でライトアップすると「オレンジ」色のメダカにしか見えません(笑)
実験結果
それでは産卵結果を発表していきます。
屋外やメダカ用鉢などで飼育すると上部に産卵する傾向が強いメダカですが、屋内水槽で飼育した場合下記のポイントで産卵しました。
実験結果で一番産卵した場所は
でした。これは水槽内で下の方に位置しています。
屋内水槽だと人間(私)の目が気になるせいか、目の届きにくい一番奥の「外部フィルターのスポンジ」で産卵していました。
次点は以下となります。
- メダカの産卵用とんねる
- ジャイアントウィーローモスなどの水草
- メダカ元気 卵のお守り産卵床
メダカの産卵用とんねるは外部フィルターのスポンジと形状が似ているせいか、ここにもメダカは多く卵を産んでくれました。
次に産卵してくれた水草ですが、マツモやアナカリスなどには卵を産まず、ジャイアントウィーローモスなど葉が細い水草に卵を産むと言う傾向が見受けられました。
ネットで水槽に毛糸を入れるとそこに卵を産むと書いていましたが、まさに毛糸のような形状の水草に産むのが特徴的です。
屋内水槽だともしかしたら上部には卵を産まないのかもしれません。
もちろん水槽内にメダカ元気 卵のお守り産卵床しか置かないとここにしか産まないのかもしれませんが、複数の産卵ポイントを設置した場合には弱い産卵床になるのかもしれません。
100均で産卵してくれそうなアイテム
屋内水槽だと目が粗い素材のストレーナーに卵を産んでくれたので、今度は100均で代用できそうなものを探してみました。
セリアではメダカの産卵床と言う名称で台所スポンジが売られていますが、研磨剤が入っていそうな感じだったのでそのほかに使えそうな素材を探してきました。
アクアショップで販売されているめだかの産卵トンネルを私は購入していたのですが、たわしなどが似たような素材なので購入しようと考えていました。
しかしたわしはメッキがついているため、水槽に入れておくと錆びそうな感じだったので却下して別の商品を探してみました。
そして見つけたのが
洗剤ブラシはプラスティック素材なので軽く、中に石か水など重しをいれようかなと考えていました。
ボディタオルの素材は外掛けフィルターのストレーナーに肌触りが一緒だったので、購入してみました。
とりあえず洗剤ブラシの中に水を入れて水槽に投入してみました。
仕方がないので、中に石を入れて水槽に投入
こちらも失敗・・・しかし見方によってはGEXの卵のお守り産卵床と似た感じです。
しかし屋内水槽では上部に卵を産み付けてくれないので、結局却下してもう少し重たい物を探して投入してみようと思います。
ということで、今度はボディタオルをはさみで切って重しにゴムを巻いて水槽に投入してみることにしました。
今度はちゃんど沈んでくれました!
そして卵を産んでくれたので大成功でした!
まとめ
以上がめだかを屋内水槽で飼育するとどこで卵を産むかでした。
実験結果をまとめると
- 水槽上部より下段のほうに卵を産みやすい傾向が見受けられる。
- 外部フィルターのスポンジに最も卵を産んだ。
- 水草に産む場合は葉がより細いものに卵を産み付けやすい。
ということです。
水草に関して言えば、肥料やCO2などを添加せずとも丈夫に育つウィーローモス系の水草を導入するのがいいと思います。
これを踏まえて今後水槽内でメダカの飼育を考えている人は、産卵アイテムを設置してみてください。
ちなみに外部フィルターのスポンジに多くの卵を産んだので、孵化した際には外部フィルターの吸引で稚魚が吸い込まれる可能性が高くなるので、卵を隔離するといいでしょう。
設置スペースに限りがある人などは、こういった水槽周辺に設置できる隔離箱を購入すると管理がしやすいと思います。
しかし色々と産卵アイテムを入れると卵を取り出したり探したりするのが非常に面倒なことに気が付きました。
これだとこの産卵トンネルだけを見ればいいので、卵の取り出しは非常に楽になりました。
水槽上部に卵を産まない事が分かったので、水草などは上に浮かべたりスポンジフィルターに掛けたりしています。
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