コリドラス・ゼブリーナ(CW111) の飼育体験記録
コリドラス・ゼブリーナを2023年初頭から飼い始めて、副業レベルになるかどうかのブリードを実践しています。
1匹2万円以上するこのコリドラスは、余裕があれば飼育してみたいと思われる人気品種です。
結論を先に書いておくと、繁殖のために色々なことを実施しましたが、結局促しても反応がなかったので、ゼブリーナの繁殖難易度は高そうです。
その中での育成記録を残しておくので、同じことを考えている人や趣味でコリドラス・ゼブリーナの飼育を始めてみる人は参考にしてください。
コリドラス・ゼブリーナの特徴
一番最初に私はコリドラス・ゼブリーナ2匹をヤフーオークション、3匹を大阪の熱帯魚ショップ、ペット・バルーンさんで購入しました。
この一年近く繁殖させるために、様々なことを実施して水槽をいじってきました(笑)
よく1匹も星にならなかったなと思います。と言えるぐらいのレベルの事を実施してきました。
ということで、いじくりまくった私が感じたコリドラス・ゼブリーナの特徴をいくつか挙げておきます。
- あまり動かない(夜行性か)
- エサを食べるのが遅くよく食べる(ギャル曽根か)
- 食べるエサも決まっている(好みが激しい わがままか)
- 水温は22~27度で問題なし(適正が不明 適当か)
- PHは5~7.5ぐらいで飼育(動かないので判断難しいか)
といった感じであまりにも動かないので、コリドラス・ゼブリーナの調子を見る判断を考えました。
出した結論として、これまでに考えた方法は
- えさをきちんと食べる
- ミナミヌマエビのツマツマで判断する
この2点だけです。水替えをしたら活性があがりますが、しばらくするとまた動かなくなります。
結局コリドラス・ゼブリーナの調子がよくわからないので、同居しているミナミヌマエビの活性で水質を判断しています。
ミナミヌマエビは活性が高いと手足を高速で動かすので、それを「ツマツマ」すると言われています。
照明的には水槽はOFFで部屋の明かりぐらいの明るさのほうが、コリドラス・ゼブリーナの行動力が上がる気がします。
繁殖期になるとオスのゼブリーナの背びれが伸びるらしいので、そこを目指して様々なエサをあげてみました。
ゼブリーナのエサ
一番食いつきがよかったのは「ミジンコ」です。動かないゼブリーナですが、ミジンコをあげるとかなり活性があがります。
自宅のベランダで培養していましたが、なかなか爆発的に増えなかったので、数を食べさせるることは出来ませんでした。
「 タイリクミジンコ 」などは丈夫なので、培養するならこちらでしょう。
現在の我が家のコリドラス・ゼブリーナのエサはアドバンスフードコリドラスと冷凍赤虫です。
いずれも動画などを見て、実際にコリドラス・ゼブリーナに与えて食べるかどうかを見て再購入しました。
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参考にした動画は下記になります。
赤虫を参考にした動画は下記になります。
我が家のコリドラス・ゼブリーナがあまり食べなかったエサ
- コリビッツ アドバンスフード コリドラスには全く勝てず・・・
- グロウE 粒が大きすぎたのかイマイチ
- デルフィス デルフレッシュフード こちらもあんまり
- 冷凍イトメ 食べる速度が遅いので、水質悪化が目立つ
- クロレラ 食べているのを見たことがない
と言った感じです。まあこれは飼育環境によると思うので、色々と試してみてください。
「活きイトメ」も100g購入してあげて見たのですが、量が多すぎて砂に潜って食べているのかどうかが不明
ちなみに冷凍赤虫を17:00くらいにあげると、24:00くらいに間食します。
なので冷凍イトメをあげても、時間がかかるのでかなり水槽の水質が悪化しました・・・・
同じく冷凍ミジンコも食べますが、こちらも水を汚すので水替え直前にあげるといいでしょう。
ということで、現在は冒頭でも書いたアドバンスフードコリドラスと冷凍赤虫です。
エサやりの工夫
上記がコリドラス・ゼブリーナの水槽ですが、左端に透明パイプを付けています。
後はその横に赤虫フィーダーを設置しています。
上部フィルターと底面フィルターの水流を調整して、コリドラス・ゼブリーナが休める場所が給餌皿 透明パイプ付近にくるよう調整します。
これによってアドバンスフードコリドラスをあげたら、真下にゼブリーナがいるためエサの食いパグれがないよう工夫しています。
水槽環境
コリドラス・ゼブリーナの飼育環境は
という仕様です。と言っても色々いじっているので、時系列で書いておくと
- GEX60cm水槽スリム(30L)で上部フィルターとスポンジフィルターでベアタンク飼育
- GEX60cm水槽(57L)で外掛けフィルター2基とスポンジフィルターでベアタンク飼育
- 底を砂に変更(半分砂で後はベアタンク)
- 砂を辞めて底面フィルター(砂利を使用)で飼育
- エサのやりすぎで水質悪化がすすみ、GEX60cm水槽スリム(30L)で上部フィルターと底面フィルター
という流れで飼育していますから、1年で何度も水槽移動をしていることが分かると思います。
それでも一匹も死なずに、病気にもなっていないので我が家のコリドラス・ゼブリーナは丈夫、もしくはゼブリーナ自体が水質の変化には強いということになります。
現在は底砂にスドーの溶岩砂利(小粒)を使っています。最初に間違えて大粒を買ったので、両方混在している状態です。
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私は底面フィルターを使う場合、大磯砂などの石よりバクテリアの定着が優れているので、なるべくろ材を使うタイプです。
しかしコリドラス・ゼブリーナは底面が明るいと、色抜けが激しいのでこの黒砂利を見かけた途端、大磯砂から変更しました!
しかも入れ替え後(同じ水槽)即日導入しているので、コリドラス・ゼブリーナはやはり丈夫であることがわかります。
ちなみに底面フィルターには「水切りネット」や「ろ材ネット」でくるんで、砂が入らないように工夫しています。
コリドラス・ゼブリーナの色抜け
コリドラス・ゼブリーナは底の色で変化し、底が透明や白いと鮮やかな黒色が下記写真のように薄れます。
これが嫌でGEX60cm水槽スリム(底が透明)からGEX60cm水槽(底が黒色)に移動したのですが、結局水質の悪化で結局戻しています。
これまでに使った砂の色は
ベアタンクにする場合は、底に黒の何かを敷く必要があります。
水を入れた後は敷物を敷くことが出来ないので、立ち上げ時に何かしら処置をしておかないと手遅れです・・・
ゼブリーナの4~9月の繁殖チャレンジ
コリドラス・ゼブリーナを飼い始めて、3か月ころから繁殖しないかチャレンジしてみました。
ネットを見ると繁殖期は11~3月らしいので、工夫したら4~9月に繁殖しないかという試みです。
ロングフィンになると繁殖モードと書いてあり、ここまではうまくいったのですが、結局卵を見ることは出来ませんでした。
その同じ秋に別のゼブリーナがロングフィンになったので、(最初のロングフィンは短い背びれに縮小)結局繁殖モードになったのか、全く分かりませんでした。
ちなみに実践した内容は
- 水温を23度にキープ(冬と思わせる為)
- エサをたくさんあげる
- 活きイトメで太らせる(全然太らなかった)
- PHを5.0まで下げる(意味なかった)
という感じです。
一番難しかったのが、ベアタンクや砂で飼育していたので、PHが7.5~6.5から微動だにしませんでした。
その中でマジックリーフを沢山投入したり、アズー アマゾンのめぐみ (4g×6袋入)を入れて見たり、GEXのPHを下げるジェックス PHダウンを使用したりしてみました。
今生きているから笑えますが、全滅していたらとても後悔していたでしょう。
アズー アマゾンのめぐみは水の色が茶色になっただけで、特にPHの変化はありませんでした。
ちなみにPHが下がった商品はウォーターエンジニアリング リバース・グレイン フレッシュです。
結果コリドラス・ゼブリーナの活性が下がったので、撤去して水替えをしたり牡蠣殻を入れてPHを6.5まで戻しました。
それでも一匹も星にならなかったので、あらためてコリドラス・ゼブリーナの丈夫さを痛感しただけの結果を得ることが出来ました。
ちなみに別水槽でも過去にリバース・グレイン フレッシュを入れてPHが5.0を切っていたので、PHを5.0以下にしたい人にはおすすめの商品です。
しかしオスが一匹だけロングフィンになったので、オークションなどで「ペア」販売となっている際、片方がロングフィンだからと言ってもう片方が雌とは限らないことがわかると思います。
利用した添加物
コリドラス・ゼブリーナの繁殖を促すため、下記の用品を色々と投入してみました。
- サムライEX 効果は不明
- コトブキ工芸 すごいんです善玉菌 こちらも不明
- テトラ メダカ産卵繁殖用水つくリ 効果感じず
- テトラ (Tetra) メダカの水つくり 250ミリリットル 何も見えてこず
という感じで、10万円ぐらいで購入したゼブリーナをただただ痛めつけた?だけの結果になりました。
こういう添加剤はとにかく効果がわからないので、効いたのか効いていないのかよくわかりませんね。
ろ過装置
現在のろ過はコトブキ工芸 上部フィルター スーパーターボ トリプルボックス と溶岩砂利の底面フィルターです。
上部フィルターの中はスポンジと、ろ材だけというシンプルな組み合わせです。
ただスポンジはスドー ハードマットを重ねて使用しています。
このスポンジならウールマットより耐久性が高いので、洗ったりしてしばらく再利用しています。
スポンジフィルターを設置すると、怖がりなコリドラス・ゼブリーナはその下に隠れます。
繁殖させるには、運動と食事が重要なので撤去しました。
水流はGEX AQUA FILTER e-ROKA イーロカなどを置いてみましたが、ゼブリーナは流れに向かって一生懸命泳いでいました。
仮に繁殖が上手く行って、ろ過が足りないと思ったら外部フィルターを増築しようと考えています。
オークションのブリーダーの飼育環境
ヤフオクでゼブリーナの繁殖に成功している人が、飼育環境を公開していたので掲載しておきます。
- 水温は24度
- PHは6.2~6.7の弱酸性
- 水替えは週に1回
- エサ 冷凍アカムシ、活イトメ、コリビッツ、デルフレッシュフードM、バイオバイツ、テトラファンチップス
- 底床 熱帯雨林砂
- 濾過 外部式+スポンジ式併用
とのことです。アクアテイラーズ 熱帯雨林砂は、私も考えましたが、その辺のSHOPになかったので、諦めました。
水換えの量などは書いていなかったので、そこら辺は内緒なのでしょうかね。
まとめ
以上がコリドラス・ゼブリーナの育成飼育体験記録でした。
メスのおなかは大きく見えるのですが、ただのデブかもしれません(笑)
一番食べるエサはミジンコでしたが、培養が上手く行かないので今後も地味に続けていきます。
なので水質より、エサの量と運動量に重視して今後もブリードしていきたいと思います。
コリドラス水槽でPHを下げたいなら、ウォーターエンジニアリング リバース・グレイン フレッシュが一押しです。
ただし入れっぱなしにしておくと、どこまで下がるかわからないので日々のチェックが重要と言えます。
またベランダでほうれん草を栽培しているので、大きくなったらコリドラス・ゼブリーナにあげて見ようと思います。
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